B山行   裏磐梯雪上ハイク  

日時・ランク・天候
 2010年1月27日〜29日 B−Bー5 晴・雪のち雨・晴 7人参加
コース
 1日目
宿舎14:15・・・14:20裏磐梯サイドステーション14:30・・・15:00桧原湖散策16:00・・・16:15サイドステーション16:25・・・16:30宿舎
 2日目
宿舎8:35・・・9:00ネコマスキー場9:35・・・9:40雄国第1Aリフト9:50・・・11:20雄国沼休憩舎12:10・・・14:10雄国沼登山道入口14:15・・・14:45宿舎
 3日目
宿舎8:40・・・9:05裏磐梯スキー場9:15・・・9:352本目リフト終点9:40・・・10:40イエローフォール10:50・・・12:50スキー場レストハウス
記事
 コースは林間が主体で見通しが悪く、積雪期は道なき道を歩くので、ガイドは必須です。目印はないのと同じです。しかし、スノーシューで、歩くので、新雪でも快適に歩けます。イエローフォールは地図に標記がなく無雪期には行けないとのことでした。
                                                                      
 山行記     

  27日の午後裏磐梯の宿「すずかけの散歩道」のご夫妻に温かく迎えられ、荷物を置くのもそこそこにスノーシューのはき方を教わり、ご主人の案内で桧原湖へ練習と足慣らしに出かける。
 湖は広大な雪の原となり、人影も無く足跡一つない。私達の足跡だけを印ながら湖の中ほどへ。
レンゲ沼近くの「裏磐梯サイトステーション」前から見た磐梯山の雄姿は素晴らしい。傾きかけた太陽で山頂が輝き、空も得もいえぬ色合いを見せている。

 二日目は全国的に暖かく終日小雨だったが猫魔スキー場のリフトを利用し高度を稼いだあと、雄国沼を経て桧原湖へ約4.5時間のハイキング。私達だけの静寂な白い世界を堪能しながら岳樺やぶなの樹林帯を歩く。兎や狐の足跡を見つけたり、苦くて動物も口にしないという肝木の真っ赤な実の苦さを試してみたり、ガイドさんが付いていてくださるお陰で安心して道なき道を行く。時には自分で自分のシューを踏んでころんだり、急斜面のトラバースに緊張したり、スノーシューならではの経験も楽しい。

 三日目も快晴。裏磐梯スキー場のリフトを2本乗り継いでイエローフォールへのハイキング。磐梯山の山容の荒々しさがせまってくる。活火山の勢いを感じさせる蒸気を雪の中から噴出しているところもある。イエローフォールは硫黄分や鉄分をふくんだ水が幾重にも凍って出来た黄色の氷瀑。見ごろには少し早いとのことで小ぶりの滝ではあったが、大理石のような色彩が美しい。3日間ともまっさらな雪原に私達だけの足跡をつけたこのハイキング、感激の裏磐梯だった。

 宿のお食事が又本当に豪華で美味しく、温かいおもてなしも嬉しい。季節を変えて是非又訪れたいものと思う。
 「すずかけの散歩道」は情報誌に広告を掲載させてくださるスポンサーでもあり、磐梯山周辺は四季を通じて楽しみ一杯の所なので、この宿を足場にした山行がもっと企画されることを期待したい。

 今回は東京鍛冶橋から「裏磐梯猫魔ホテル」行のバスを利用し、格安でしかも大型バスに乗客10人ほどでゆったりと往復できたのもラッキーだった。
 



 桧原湖(私達の足跡)
 雄子沢川・沢道歩道
銅沼
 磐梯山
イエローフォール
楽しかった雪上ハイク